■早い物で、今年も9.11になりました。もう5年も前の事になるんですね。あの日のNYが、もう5年前になるとは。時が経つのは本当に早く感じられます。あの日の朝の9時。僕達は仕事でホテルのロビーに9時集合でした。すると、ロビーの大きなTVモニターの前に人だかりです。僕も覗いて見ると、ビルの上階から煙が出ていました。「火事」とその時僕は思いました。そこからの5分間位は忘れられません。「ドカーン!」という大きな音。散歩から帰ってきた僕等のスタッフが「変だ!UAが低空で飛んでいた」そう2機目の突入でした。 ■それからは・・・全てのマンハッタンの機能は停止しました。謎は今から考えれば一杯あります。CNNのアナウンサーは確かに言いました。「ホワイトハウスに突入しようとした旅客機をピッツバーグ上空でスクランブルを掛け撃墜した」と。でもその後は、乗客とテロリストとの戦いの美談にいつの間にかすり替わっていました。当時当地では、何故、コースを外れた旅客機が、スクランブルもかけられずマンハッタンサウスまで来れたのか?やはり、真珠湾攻撃の様に、開戦のきっかけが欲しかったのか?なんて言う話が外国人スタッフの間で交わされていました。 ■僕達は結局8日間マンハッタンを出られなかったのですが、4回目のマンハッタンは車が走らず清涼な空気に包まれていました。マンハッタンのメインストリートの真ん中をほろ酔い気分で歩ける事はもう無いでしょう。ホテルの近くの消防署は、祭壇が設けられファイアーマン達の写真が徐々に増えていきました。悲しい現実が目の前で沢山起こっていました。 ■僕は7回以上、アメリカ本土に出張しましたが、9.11〜9.20までのアメリカは初めて僕が感じたアメリカでした。街行く人々は皆、悲しげで、皆、右翼で、皆、国粋主義者で、皆、正義を唄う警察官のようで、、、、 ■分からない何かが、大きな力が引き起こした事件かもしれません。でも、現場の音、匂い、埃、悲しみ、怒り、大国の誇り、失われた人命、僕はこの日を決して忘れません。 ■もう1回考えたい。「何故9.11がイラク攻撃になったのか?」 ■僕が撮影した現場の1キロ手前での写真(9.11午後) 煙4煙3煙2けむり