天の戸
家の近くの「セブンーイレブン」に買い物に行ったらレジのところに色々な銘柄の日本酒がおいてありました。ちょっと見たら何と「天の戸」があるじゃないですか?日本全国の地酒のワンカップみたいなのが並んでたんですねこの天の戸は秋田のお酒で東京では中々売っていません。なので4本もまとめ買いをしてしまいました勿論、メチャ美味しいお酒です。浅舞酒造という会社が造っています。このお酒には凄く思い出があります。僕をとっても可愛がっていてくれた偏屈な親爺さんが、六本木七丁目で「ふそう」という天ぷら屋さんをやっていました。好き嫌いが激しく、気に入らない一元のお客が来ると、「もう家は終わりだよ!」と言って追い出してしまいます。「あんなブスを連れてくる客は絶対にお断り」なんて平気で言っていました。何故かその偏屈親父に僕はとっても気に入られて、ご実家が千葉の農家を営んでいて、千葉のこしひかりが新米で収穫の時期になると僕を実家に連れて行ってくれて、格安で、まだ精米前のお米を譲ってもらったり、食事をご実家でご馳走になったりしていました。で、そのお店に置いてあったのが、浅舞酒造の「天の戸」でした。親爺の話によると、当時、まだ30代の杜氏で「夏草冬蔵」という名前で本を出し、夏は日本酒用の米を作り、冬は蔵に篭って酒造り。と若いけど凄い杜氏なんだと言っていました。確かに美味しくて口あたりが良いんです。日本酒は「甘いだ辛いだ」なんて言っている内は、まだ大した事無くて、本当に美味しいに品種は「危ない!」飲み易いから。まさに天の戸はそれでした。事実、一杯日本酒の賞を何年連続で受賞していました。で、親爺はそのお酒に惚れ込み、お客さんを集めて、ついに秋田の浅舞酒造へ見学に行ってしまいました。当時、東京で天の戸が飲めたのは「ふそう」だけでした。全く偏屈で頑固親爺だったのですが、ある日突然、入院して癌で亡くなりました。まだ、50半ば位だったと思います。僕は凄く世話になっていたので、本当の親爺が死んで依頼のショックを受けました。お店もなくなりました・・・そんな思い出が詰まった「天の戸」がセブンーイレブンにあったので親爺を思い出してしまいました。友人が秋田に行くというので天の戸を買ってきてね。と、頼んだのですが、何処にも無かったみたいです。でもHPがあり、そこから買うこともできました。からも買えますが・・・僕はあれ依頼、もう5〜6年くらい経ちますが、お好み天ぷらを一回も食べに行っていません。大好きなんですが。

天の戸 醇辛 1800ml